【就活】理系で営業職は辛いのか!? 理系営業マンがお答えします。

キャリア

理系で営業職になるってどんな人?実際に営業職をしていて後悔はあるのか?それとも楽しいのか?赤裸々に話していきます。職種を決める上で参考にしてください。

何故営業職を志したのか?

はい、元々営業職になるつもりは全くありませんでした。

大学院で研究をしているときに、一つのテーマに没頭しながら日々を過ごしていました。その中で、仮説→実験→記録→考察→仮説→・・・というサイクルを回していました。兎にも角にも結果が出るまで早くても数年、何なら自分が生きている間に結果が出るかもわからない。そんな日々を過ごす中で研究職は自分には向いていないという結論に至りました。大学院まで行っておきながらですが…。

とはいえ特に他にやりたいこともなかったので、何かやりたいことが見つかるかなと軽い気持ちで内定が出た総合職採用のメーカーに就職しました。

採用面接では企業から技術職で頑張ってもらいたいと言われており、何となく理系だしそうだよなと自分でも思っていたのですが、研修が終わった後何故か営業部門に配属されました。しかも同社では営業は中採用が主流で、新卒で営業になるのは一人目というおまけ付きでした。

営業の仕事って実際は何をするの?

営業職なんてコミュ症の私からしたら人生で一番縁のない職業だと思っていました。勉強をすることは好きでしたが、営業のことなんて一度も考えたことなんてありませんでした。

特に根拠もなかったですが、取り敢えずやるしか選択肢が思いつかなかったので、営業職で働き始めました。

BtoBビジネスであったため、お客様は企業様です。自動車や建設機械メーカーにものを運ぶための資材を販売していました。各メーカーはジャストインタイム生産システムを見習うため、必要なときに必要な数だけお客様に資材を納品するというビジネス形態でした。

具体的な仕事内容としては、新しい資材の仕様検討する。納品間違いなどのクレーム対応。納期調整。新規顧客開拓。でした。

特に納期調整が大変でした。お客様は特急で今日の明日で資材が欲しくなることが多々あり、ただ会社には在庫がなく工場で無理して生産してもらうということが常習化していました。

お客様が非常に困っているためなんとか工場と調整する必要があるのですが、相手も人なので、嫌な依頼は中々首を立てに振りません。工場を動かすのはロボットではなく人であったため、対人関係が良くないと仕事を回せないということに身を持って気付かされました。

とにかくお客様・社内関係者・社外関係者との調整能力が必要で、営業の仕事は対人関係が最も大切であると。

対人関係なんてわからない、人の気持ちなんて考えたこともないという人もいるでしょう。私がそうでした…。ただことビジネスにおいては考えることが簡単でした。

自分と自分の関係者は何か解决したい問題を抱えており、それを解決するために相手と一緒に物事を考え、それを実行・達成するだけで人との信頼関係が構築することが出来ます。

プライベートな対人関係と仕事の対人関係は構築方法が全く異なります。

理系で営業職はどうなのか!?

結論からいうとありです。私は現在も楽しく営業マンとして活動しています。

苦手なものは苦手、得意なものは得意であるという自己分析が必要です。私の場合は人に興味を持つことは絶望的に出来ませんでした。

理系の人が苦手に感じやすい対人関係ですが、仕事のスキルを身につけることでカバーすることが可能です。人柄が良い人よりも、仕事ができる人と仕事がしたいと思う社会人は非常に多いです。

理系出身だからこそ人と差別化し、強みを活かすことが出来ます。

どんなところが活かせるの?

円滑に課題を解決することが出来る人と仕事することが最終的には好まれます。課題解決力の高さは理系の武器であり、特にBtoBの営業においては非常に重要なスキルの一つです。

どうすれば先に進めるのか、どうすれば相手が納得するのか、どうすれば予算を達成できるのか、どうすれば効率よく仕事を行えるのか。どうすれば相手が理解してくれるのか。

営業はなぜ?という仮説を立てて実行していく仕事です。研究職と違いYes,Noの結果がすぐに出ることが多いため、課題解決は好きだが同じことを長く続けられない、飽き性である人にはとても向いている職業と言えます。

まとめ

理系で営業職はありです。課題解決が好きな人こそ向いている職業です。

必要なスキルの種類は多いですが、身につけることで仕事だけではなく人生も楽しく過ごすことが出来るでしょう。

 

 

 

 

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